スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

PSRとドイツIPPNWによる、 UNSCEARフクシマ報告書の批判的分析 公式日本語版

2014年6月6日に公表された、PSR(社会的責任を果たすために医師団)およびIPPNW(核戦争防止国際医師会議)ドイツ支部による、UNSCEARフクシマ報告書の批判的分析の公式日本語版全文をここに掲載した。この批判的分析は、IPPNW19支部によって支持されている。
英語原文はこちら。公式日本語版のプリント用PDFはこちらこちら。プレスリリース和訳
こちら
UNSCEAR報告書英語原文はこちら。UNSCEAR報告書の本文和訳先行版はこちらよりアクセス可能。
UNSCEAR報告書「2011年東日本大震災後の 原子力事故による放射線被ばくのレベルと影響」 の批判的分析


UNSCEAR報告書「2011年東日本大震災後の
原子力事故による放射線被ばくのレベルと影響」
の批判的分析


by
社会的責任を果たすための医師団(PSR)、米国核戦争防止国際医師会議(IPPNW)/社会的責任を負う医師団、ドイツ世界的存続のための医師団、カナダ核戦争防止メキシコ医師会議、メキシコ戦争防止のためのグアテマラ医師・科学者協会、グアテマラ社会的責任を果たすための医師団/核戦争防止国際医師会議、スイス核戦争防止デンマーク医師会議(DLMK)、デンマーク

PSR/IPPNWによる「UNSCEARフクシマ報告書の批判的分析」:プレスリリース日本語版

このプレスリリースの英語原文はこちら。日本語版印刷用ドキュメントはこちら。「UNSCEARフクシマ報告書の批判的分析」の英語原文はこちら。日本語版は準備中。
社会的責任を果たすための医師団(PSR/米国IPPNW)と核戦争防止国際医師会議(IPPNW)ドイツ支部
医師団:UNSCEAR報告書はフクシマ大惨事の健康影響を系統的に過小評価している
今日、核戦争防止国際医師会議(IPPNW)の19支部は、原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)のフクシマ報告書の批判的分析を公表した。フクシマ原子力災害についての広範囲に渡る複雑なデータの評価に尽力されたUNSCEAR委員会のメンバーに感謝の念を表したい。この報告書は、フクシマ原子力災害が単一の事象ではなくて進行中の大惨事であり、福島県のみならず日本中および海外の人々に影響を与え、これまでの記録で最大の単独の海洋放射能汚染であることを示している。報告書内の日本国民の生涯線量の集団線量に基づくと、フクシマの放射能フォールアウトによって1,000件の甲状腺癌の過剰発症および、4,300件から16,800件の癌の過剰発症が起こるだろうと予期すべきである。しかし、予測というのは、それが基づく仮定とデータの妥当性に依拠するものである。UNSCEARは、大惨事の真の程度を軽視しようと試みている。この報告書の結論は、下記の理由のために、系統的な過小評価であるとみなされるべきである。
UNSCEARのソースターム推定値の妥当性は疑わしい内部被ばく量の計算に大きな懸念があるフクシマ作業員らの線量評価は信用できないUNSCEAR報告書は、フォールアウトの人間以外の生物相への影響を無視している胎芽の放射線への特別な脆弱性が考慮されていない非癌疾患と遺伝的影響はUNSCEARに無視されている核フォールアウトと自然放射線との比較は誤解を招くUNSCEARのデータ解釈には疑問がある政府によって取られた防護措置が誤って伝えられている集団線量推計値からの結論が提示されていない2013年12月31日までに、福島県の33人の子供達が甲状腺癌の診断を受け、さらに41人の細胞診の結果が癌性病変を疑わせるものである。癌には「原産地表示」というものがないので、この中の1症例でさえも放射線誘発性であるかどうかは判断できないが、これまで見つかった症例数は予想以上…