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隠されていた情報:ハンフォードでの何十年にもわたる欺瞞

”Decades of deception at Hanford”(「ハンフォードでの何十年にもわたる欺瞞」)は、ワシントン州シアトルのTV局、KING5のサイトに、2014年6月23日に掲載されたインベスティゲティブ・リポートである。一読してその重要性に感銘を受け、ただちに和訳を開始した。しかし、諸事情により、半分以上終えた所で中断したままになっていた。数日前に、残りの和訳をやってしまおうと、元記事に引用されていた関連文書を確認しに行ったら、記事そのものが削除されていた。(URLはこれである⇒http://www.king5.com/news/investigators/Decades-of-deception-at-Hanford-264328171.html)(アーカイヴはこちら

幸い、記事本文はコピーしてあったが、非常に残念なことに、引用されていた重要関連文書はダウンロードしておらず、記事が転載されているサイトの記事内のリンクもデッドリンクとなっていた。

ニュース記事の筆者は、KING5のチーフ・インベスティゲティブ・リポーターのSusannah Frame氏である。




彼女がこの記事内容をリポートしているニュース動画(英語)はこちらである。



ここでは、削除されている記事の完全和訳を、この動画内の該当部分のスクリーンショットと共に紹介する。


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ハンフォードでの何十年にもわたる欺瞞


ハンフォードサイトで毒性化学物質、あるいは放射性物質に曝露される作業員は、サイト内の診療所で直ちに処置を受けることができ、またそこでは通常の健診を受ける事もできる。この診療所は、これまで様々な民間会社によって運営されてきたが、全米で最も汚染されているサイトをクリーンアップする責任を持つ全作業員にとって、重要なリソースである。



しかし、「KING5 インベスティゲーター」によると、診療所を受診する作業員は、必ずしも毒性化学物質の影響についての真実を知らされるわけではないことが分かった。これは、1940年代のプルトニウム製造の初期の頃にさかのぼる欺瞞のパターンである。

ハンフォードで24年間勤務したベテランであるドン・スラウ氏のケースは、エネルギー省から雇われている医療供給者がどのようにして作業員から重要な情報を隠してきたか、という例である。



スラウ氏は健康物理学技術者で組合の安全委員でもあるが、…

山下俊一氏「将来像の考察」

告知もほとんどなく、2014年7月25−27日に、ほぼ非公開の形で開催された、「第2回 福島県立医科大学・IAEA国際学術会議」の資料が、「ふくしま国際医療科学センター 放射線医学県民健康管理調査」の英語サイトに掲載されていた。久し振りの山下俊一氏の英語講演から、少し紹介する。(全体の書き起こし和訳は、時間の都合で断念)
ちなみに、この資料は、日本語のサイトでは紹介されていない。学術会議に関しては、首相官邸災害対策ページの、「原子力災害専門家グループからのコメント:第六十九回 福島原発事故後の国際協力支援―国境を越えた被災者同士の絆―(平成26年9月10日) 佐々木 康人」という記事で少し紹介されている。



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第2回 福島県立医科大学・IAEA国際学術会議
講演者動画・資料 プログラム
第3日 2014 年 7 月 27 日(日)
「将来像の考察」 山下俊一 長崎大学  英語動画日本語同時通訳動画

山下氏の講演パワーポイントスライドのいくつかの和訳


福島医科大学・IAEA学術会議「放射線、健康と社会」 医学職業教育にとっての福島事故後の含意 2013年11月21−24日 1日目:リスクコミュニケーションについての講演 2日目:精神衛生についての講演 3日目:医学放射線教育とSTS(科学技術社会論) 4日目:精神衛生とリスクコミュニケーション


サマリー1:放射線と健康(山下氏が2013年11月当時に書いたもの)
多次元的で複雑な311災害は、現存する社会においての人命の価値に対する感じ方や、公衆のリスクに対する自覚や認識などの、既存の問題および潜在性を持つ新たな問題を変える可能性がある。 STS(科学技術社会論)の医学教育カリキュラムを含む、医学教育の改革が重要な問題となる。 放射線リスクについて互いにコミュニケーションを取り、社会的信頼および個人的信頼度を得るための、共通の言語が必要である。 原子力事故を含む複合災害の複雑さを処理するための人材の訓練と開発も、また必要である。

「スリーマイル島物語:住民の証言」by アイリーン・美緒子・スミス

アイリーン・美緒子・スミスさんによる、スリーマイル島事故後の周辺住民のインタビュー。 1979年3月28日に起こった、米国ペンシルバニア州スリーマイル島原子力発電所事故後、1988年までの間に250人の周辺住民に行われたインタビューを元にし、隔月雑誌「80年代」に1987−1989年に掲載された記事集PDF。(アイリーンさんを通して、出版社からネット掲載許可を得ている) 英語原文は、スリーマイル島事故の10周年の1989年にアイリーン・美緒子・スミスさんにより執筆された記事で、日本語記事には、フォーマットは異なるものの、英語記事に出て来るインタビューがすべて収録されている。 原文:”Three Mile Island: The People’s Testament ”Aileen M. Smith  March 27, 1989 
「スリーマイル島物語:住民の証言」by アイリーン・美緒子・スミス

2014年8月6日 朝日新聞 福島版記事の書き出し:環境省会議への申し入れ、座長解任要請

2014年8月6日 朝日新聞 福島版記事(書き出し)


被災者の意見聴取 超党派議連求める 原発事故専門家会議に
超党派の国会議員でつくる「子ども・被災者支援議員連盟」(会長・荒井聰元国家戦略相)は、政府の「福島原発事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」の運営に対し、「被災者当事者からの事情聴取(ヒアリング)」など6項目を申し入れた。
会議は「被曝を避ける権利」を求めて超党派で成立した子ども・被災者支援法により設置。安倍晋三首相と石原伸晃環境相への申し入れは、同法に規定されている「被災者の意見の反映が実現していない、と批判。外部専門家が会議で表明した①被曝の健康影響には安全値はない、との国際的合意を基礎とする②住民の健康管理は国の直轄事業にする③健康調査は福島県外の汚染度の強い地域でも継続的に行い、甲状腺がん以外の幅広い疾病に対応する④甲状腺がんの多発に備えて対策を検討するーーことを求めている。
一方、会議の傍聴を続けてきた被災者らの市民団体も5日、長瀧重信座長(長崎大学名誉教授)の解任を求める要請書を提出した。「被曝量が小さいから健康調査の拡大は必要ないなどと法の趣旨に反する会議運営をしている」と批判している。
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「子ども・被災者支援議員連盟」の申し入れの内容(転載元はこちら
2014年8月4日
内閣総理大臣 安倍 晋三 殿 環境大臣 石原 伸晃 殿 子ども・被災者支援議員連盟 会長 荒井聰 「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する 専門家会議」に関する申し入れ かねてより当議連および多くの市民、自治体が、原発事故子ども・被災者支援法13条2項・3項に定める健診や医療費の減免措置について、その幅広い実施を求め、意見書や要望の形で政府に提出してきました。しかし、同法に基づき基本方針においては、「新たに有識者会議を開催し、今後の支援の在り方を検討」することとされました。 この結果設置された環境省が主催する「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」(以下専門家会議)においては、 これまで被ばく線量の評価に関する限定的な議論がなされてきたにとどまり、当議連が要望してきた被災当事者からのヒアリングは実現していません。一方、当 議連の推薦を受けてヒアリングに参加した外部有識者からは、これまでの専門家会議の議論に対…

PSRとドイツIPPNWによる、 UNSCEARフクシマ報告書の批判的分析 公式日本語版

2014年6月6日に公表された、PSR(社会的責任を果たすために医師団)およびIPPNW(核戦争防止国際医師会議)ドイツ支部による、UNSCEARフクシマ報告書の批判的分析の公式日本語版全文をここに掲載した。この批判的分析は、IPPNW19支部によって支持されている。
英語原文はこちら。公式日本語版のプリント用PDFはこちらこちら。プレスリリース和訳
こちら
UNSCEAR報告書英語原文はこちら。UNSCEAR報告書の本文和訳先行版はこちらよりアクセス可能。
UNSCEAR報告書「2011年東日本大震災後の 原子力事故による放射線被ばくのレベルと影響」 の批判的分析


UNSCEAR報告書「2011年東日本大震災後の
原子力事故による放射線被ばくのレベルと影響」
の批判的分析


by
社会的責任を果たすための医師団(PSR)、米国 核戦争防止国際医師会議(IPPNW)/社会的責任を負う医師団、ドイツ 世界的存続のための医師団、カナダ 核戦争防止メキシコ医師会議、メキシコ 戦争防止のためのグアテマラ医師・科学者協会、グアテマラ 社会的責任を果たすための医師団/核戦争防止国際医師会議、スイス 核戦争防止デンマーク医師会議(DLMK)、デンマーク